2011.8.4

コクリコ坂から、観てきました。
本当、よかったです。かなり好きです。
音楽が久石さんぢゃなくて武部さんだったので、今までのジブリらしさとは違くて、でもやっぱりジブリでした。笑
学校っていいよねって何回も観ながら思いました。私の通った学校は何かと合唱が好きな学校でいたるところで歌ったんですが、あんなに一生懸命背筋伸ばして合唱することってもうないなぁって思ったら、寂しさとか懐かしさとかあふれてきて、キューって心が絞られる気分でした。
何がよかったって、主役も、いわゆる脇役に当たる人達も全員1人1人の目が輝いてて自分の今大事なこととかやりたいこと、好きなことをしっかりとらえて、生きてるって感じがすごく素敵で感動しました。
学生のときってみんな井の中の蛙だと思うんです。でも、自分の井の中で起こることに敏感でいつも全力投球だから一個一個の出来事が今でもすごい鮮明で輝いてるんですよね。
23歳の今、社会っていう大海に出て少したったけど世界が広すぎて何が好きで何をしたらいいかわかんなくてすごく焦りを感じてるけど、結局今も井の中だなーって思いました。なんで世界が広すぎに感じるかって言ったら、すごく個人の世界だからだと思います。学生のときって何をするにも集団で周りに人があふれててすごくパワーをもらえたから向かう目標が大きくてもスイミー的な現象で自分たちが大きくて圧倒できる気がしたんだろうなって。今は集団に所属してもすごく個人の力が重要視されてしまうから色んなものが遠く感じて自分1人に感じるんです。だから恋人や友達といる時間は1人ぢゃなくて安心するんだろうなって。けど、友達は一生友達でいつ会ってもパワーをもらえるし一緒に元気になれるとこは学生のときと変わらないですよね。てことは今だって一緒に全力投球できるんです。夢も目標もフィールドも違くても時々会って同じ様に悩みながらも頑張る存在がいるって感じるだけで自分の芯は太くなると思うんです。世界がグッと近づきそうな気がします。
もっと一瞬一瞬を輝かせていきたいよね!って東京事変の閃光少女の気分になりました。
コクリコ坂から、大事なことを思い出すしすごくキュンとして力が湧く映画でした。